コラム | YOKOと過ごすフランス時間 |フランスの花々(2)

Bonjour à tous !

41日からスタートしたコラムも11回目になりました。

新型コロナウイルスでこれまでの暮らしが当たり前ではなくなった中で、ほんのわずかな時間でもふわりと想像の世界へお出かけしていただければ。。。という思いを込めて綴っています。これからは「新しい生活様式」でウイルスと共存することになりそうですね。現実の世界でフランス旅行を楽しめるまでもう少しの間、コラムを通してフランスを感じていただければ幸いです。

さて、そのフランスは5月から6月にかけて一番美しい季節で祝祭日の多い月でもあります。今週の21日はキリスト昇天祭そして31日にはキリスト降臨祭があります。また、16日はパン屋さんとお菓子屋さんの守護聖人、聖オノレの日でした。日本ではサン=トノーレの呼び名で馴染みがありますね。

そして、美しい季節の主役は新緑と花々ではないでしょうか。これはフランスと同様に美しい四季がある日本でも受けられる自然からの恩恵です。

 

 

   

       

6月はフランスのあちらこちらでバラ祭りが開催されます。新印象派主義の画家、アンリ・ル・シダネルにより薔薇の村に変貌を遂げたジェルブロアやジョゼフィーヌのマルメゾン城のバラコレクションの復元が行われているヴァル・ドゥ・マルヌ薔薇園そして古代ローマ時代に起源をもつ町、プロヴァンにあるバラ園の素敵なサロン・ド・テで過ごすティータイムも魅力的です。そのほかにもお勧めの場所はたくさんありますが、全てご紹介することはできませんのでいつの日か「フランス薔薇巡りツアー」にご一緒いたしましょう!

 
 

さて、前回ご紹介したようにシャアリ修道院でも毎年6月にバラ祭りが行われます。

バラ園で咲き誇る美しい花々を楽しむことはもちろん、バラにまつわる講演会、バラの鉢植えやガーデニング用品の販売、バラ風味のお菓子やジャム、化粧品のお買い物やコンサートなど楽しいイベントが企画されます。中にはバラとは全く関係のないマカロンまで!どこの国でも便乗組は存在しますね。

そしてランチ休憩をしていたカフェコーナーで隣り合わせたマダムからとびきりの情報を入手して全く知らなかった別の薔薇の園を訪れることに。。。ここに来ている方は皆さんバラ好きですので、初対面でもバラのお話をきっかけにおしゃべりは尽きません。

 
 

シャアリのバラ祭りから数日後、どうにか日程を調整してマダムお勧めのバラ園がある

モリアンヴァル行きを実現させたのですが、到着するまでバラ園を見せてもらえるのかハラハラしながらの訪問となりました。どうしてでしょう?その理由は次回に。。。

美しい薔薇のシャワーを浴びた体験談と共にお話いたします。

それでは皆様、麗しい5月をお過ごし下さい。



 

En vous souhaitant un beau mois de mai qui vous apporte bonheur et santé.

YOKO